VoIP


Interop そのものが、LAN関連主体の展示会であるため、Enterprise系が多い。
その為かMGCPという文字はパネルにしかなく、機器のほとんどは「H.323」,「SIP」により動作するものが大半であった(EX:Cisco)。
しかし未だに、製品としては H.323が多くをしめておりSIP のサポートはあまり多くはなかった。
但し、iLabにおいては、半数は H.323の端末であったが、残りの半数は SIPによる機器であった。
MGCPは企業内には入り込みそうにも無かったが、主にキャリア系においてはMGCPのサポートを表明しているところが多くあった。
Lucentなどのように一足飛びにH.323v2からH.248(MEGACO)へと移行することを表明していたところもある。
ただし、PSTN系でも SIPのサポートは表明しており要注意である。

機器としては、 CPE系はあまり無く、VoIP電話器が、結構出ていた(確認できたのが5機種)内2機種は RJ-45のUTPケーブルを用いて電力供給を行う方式(EX:Cisco)であり、 IEEE802.3afのフォローが必須である。
ただし IEEE802.3afは、勧告化されたいないため、会場内では勧告名称としては見られなかった。
尚、従来のUTPに電力供給を行わせるための中継機器(後述)も出展されていた(給電方式はLucent型:空ペアにDC-48V)

VoIP端末用に1Chipの LSIなども出展されており、今後小型化に拍車がかかることが予測される。但し、機能的には中途半端な面もあり、近端エコーが発生する場所が無いにも係わらず、近端エコーにしか対応していないエコーキャンセラや、音声 CODECがG.729とG.723.1しかないなど。

パワーデザイン社.
ここはIP電話にUTP経由で給電する装置をデモで展示。
ピンアサインは4,5,6,7を使うとのこと。
デモで接続していたIP電話機は以下の通り。
    ・3Com
    ・シーメンス
    ・エリクソン
    ・マイテル


VoIP iLab participants:

Roy, Mar. 4, 2008