実業界事件

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伝統芸たる,講習会疑惑の原点.
「選抜試験に来ていなかった“知り合い”に,合格通知が届いていた」――という,“small world”を発端とした悲劇でした.
『実業界』誌に報道されました.


経緯

?JA1AI,横浜の日赤にJA1YRCの割り当てを希望.
?JA1MKS(JARL職員),それを失念.
結局,「日本神奈川AMC」(日赤神奈川支社内)は,「JA1YRZ」に.
1966-02-20JA1MKS,電信級移行コースを受講しようとするJA1AIに,前項の“借”のため,「うまくやってやる」と,講師宅での答案作成を指示.
1966-02-24or25JA1AI,講師宅に赴き,選抜テストの答案を作成(JA1AI曰く“受験”).
1966-02-27電信級移行コース選抜テスト(渋谷の児童会館),JA1AI欠席.
1966-03-13電信級移行コース講習Day 1(渋谷の児童会館).
1966-03-26電信級移行コース講習Day 2・含 修了試験(渋谷の児童会館).
JA1MKS,受講者JA1NFC――じつはJA1AIの知人――を,「修了試験受験資格なし」として,つまみ出す.
∵30分間,外出していたことがあった.
1966-?JA1AI,選抜試験にいなかったにもかかわらず,合格通知を受領.
1966-?JA1NFC,前項の事実を知り,JARL事務局に怒鳴り込み.
1966-?三木次長・JA1MKS,JA1AIの合格通知を取り戻し(詫び状差し入れ,返金はなし).
1966-05-22会員 吉田氏,総会で不正を追及.
1966-06-17JARL NEWS,岩本事務局長の譴責,三木次長の譴責,JA1MKSの減給 を発表(理由の説明はなし):
1966-06-29JA1FG・JA1AN,取材に対し「替え玉受験だった」と(苦しい)弁明:
「JA1AIはたしかに選抜試験を欠席,しかし答案あり.筆跡が相違,替え玉が受験.」

『実業界』誌 記事

見出しだけ辿れる解像度でどうぞ.
『実業界』1966(S41)年8月1日号pp.44-51です.
国会図書館に利用登録していれば,「送料込474円・後払い」で入手できます.

PDF送付サービスもあるようです→ http://home.p07.itscom.net/nob/teigen/teigen_99.htm .

  
  
  
  

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Feb. 3, 2015, Ryota "Roy" Motobayashi, JJ1WTL