SWLナンバーの怪  [JJ1WTL]

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かつて一回,CQ誌のQ&Aコーナーで割り当ての説明を見かけた気がするのですが,見失いました【情報求ム】
古い「JARL規定類集」をお持ちの方も紐解いてみてください.

現時点のルール

そもそも,いったいどこに規定されているかというと,JARLの

『入会等に関する事務処理内規 付録第1号 准員ナンバーの指定基準』

にあります:

地方本部区域ごとの記号
地方本部記号地方本部記号
関東JA1九州JA6
東海JA2東北JA7
関西JA3北海道JA8
中国JA4北陸JA9
四国JA5信越JA0


数字の指定区別
連盟事務局受付 1001から 9999まで
30001から99999まで

このように,番号で10000~30000が飛んでいます.
しかしJA1-10761JA1-20106のように,1万番台,2万番台の割当も実在しています(2008-2009年局名録から).
またJA1-80001JA1-90003のように,8万番台,9万番台も存在します.
しかしてその謎解きを以下に.

『地方事務局』による割り当てがあった時代

上表中の“連盟事務局受付”という意味深な表現からも判るとおり,かつてはJARLの地方事務局が准員番号を割り当てていた時代がありました.

このとき,地方事務局が割り当てたのが,10001~なのです.

5桁化の際の通達を掘り出すことができました:
・JARLの『業務情報』#9,S48.3.31付のp.2 『[2] 准員ナンバーの指定について』
・CQ誌1973年6月号p.386の『JARL月報』 『准員番号の指定について』

以下に前者から引用します:

准員ナンバーの指定について
准員に指定する准員ナンバーは、コールエリアをしめすJA○の標示の次に4桁の数字によって表わしておりましたろころ、一部のコールエリアにおいて4桁が間もなく満配となりますので、5桁に桁上げしたものも使用いたします。内容は次の通りです。
1.准員ナンバーの指定
1)准員に入会した者
2)現に正員として入会しており、准員に移行する旨届出のあった者
3)准員であって、他のコールエリアに居住地を変更したため、そのエリアの准員ナンバーの指定を希望した者
2. 准員ナンバーの構成と指定方法
1)准員ナンバーは、コールエリアの標示の次に4桁または5桁の数字による一連番号で受付順に指定する。
2)准員入会手続が各地方事務局で受付た場合には、地方事務局で受付順にコールエリア標示コードの次に10001より29999まで一連番号を指定する。
3)准員入会手続が連盟事務局で受付た場合には、連盟事務局で受付順に、コールエリア標示コードの次に30001より99999までの一連番号を指定する。
4)一度指定され現在空きになっている准員ナンバーは、原則として、他の者に指定しない。

地方事務局での実際の割当時期を調べると...
・北陸では,「1970(S45)年5月1日から」とのことです.[北陸のアマチュア無線史]
・関東では,1968(S43)年開催の「SWLコンクール」にJA1-10008,-10030,-10046,-10052の参加が確認できます.[JARL NEWS S44.2.7号]

...ということで,1973(S48)年の“5桁化”の時期とは揃っていませんね....

その後,いつまで割当が続いていたのか?は確認できていません.
ただし,地方事務局がなくなったのは,2000(H12)年5月31日でした.

『無線局免許情報検索』の功罪

2003(H15)年3月17日(月)午前10時,総務省による『無線局免許情報検索』のサービス開始に伴い,“局免切れ”のJARL会員があぶり出されるようになりました.
JARLの定款上,

「正員は、電波法に規定するアマチュア局の免許を有する個人、又は社団とする。」
(第8条)

ですから,それらの会員はものの見事に・言い逃れできず,この規定に違反してしまい,それが白日の下にさらされることになってしまいました.
そこで,JARLとしてはこれらの局について意向を確認した上で,「准員として残りたい方」に対し,その時点で准員ナンバーを割り当てました.
これまでに3回の“大掃除”が行われています.
これらのときに,80000・90000番台,82000・92000番台,84000・94000番台の准員番号が導入されています.

“大掃除”の結末
 2003年2012年2021年
JARL NEWS出典2003年11-12月号p.562013年夏号p.28
(#11理事会報告)
https://www.jarl.org/Japanese/A_Shiryo/ikou2022.html
局免許の碓認できない会員6,504件4,786名5,914名
内訳会費前納者 3,550名 
年払い会員1,196名
社団会員40名
当事者の身の振り方開局申請・手続き中567件408件約800名
コールサイン変更48件
会費切れ退会224件275件
即退会523件
准員移行4,663件4,054件約4,100名
住所不明527件 506名〔令和4年2月8日〕
その他(登録住所が原発避難地域) 1件 
備考 2013-04-23現在 
移行時の准員番号個人80000~82000~84000~
社団90000~92000~94000~
局名録での初採録2004-2005年版2014-2015年版2024-2025年版

まとめ

公式な割り当て表よりも一歩踏み込んだ割り当て表を,作ってみます:

数字の指定区別 【詳細解析版】
1001~連盟事務局受付 とくに以下のエリアでは3万番台にまで達しておらず,いまでもこの千番台を割り当て中です:
JA5,JA8,JA9,JA0
10001~ 地方事務局受付 割り当ては中止されました.
30001~ 連盟事務局受付 割り当て中です.以下のエリアです:
JA1,JA2,JA3,JA4,JA6,JA7
80001~ 連盟事務局の2003年の調査で,局免失効が発覚した「個人」に割当 ほとんどは会費前納会員(終身会員)でしょう.
82001~ 連盟事務局の2012年の調査で,局免失効が発覚した「個人」に割当 ほとんどは会費前納会員(終身会員)でしょう.
84001~ 連盟事務局の2021年の調査で,局免失効が発覚した「個人」に割当 ほとんどは会費前納会員(終身会員)でしょう.
90001~ 連盟事務局の2003年の調査で,局免失効が発覚した「社団」に割当 ほとんどは会費前納会員(終身会員)でしょう.
...って,社団局も会費前納制度の対象だったんだ.
92001~ 連盟事務局の2012年の調査で,局免失効が発覚した「社団」に割当 ほとんどは会費前納会員(終身会員)でしょう.
94001~ 連盟事務局の2021年の調査で,局免失効が発覚した「社団」に割当 ほとんどは会費前納会員(終身会員)でしょう.

SWLナンバーの割り当て推移

局名録各年の最老番について,まとめました:

SWLナンバーの割り当て推移 【局名録各年の最老番】
地方局名録1001~10001~30001~80001~82001~84001~90001~92001~94001~
関東 2024-2025JA1-9597JA1-29762JA1-44500JA1-81688JA1-83370JA1-85587 JA1-92008JA1-94004
2022-2023JA1-9894JA1-29762JA1-44344JA1-81688JA1-83368 JA1-92008
2020-2021JA1-9894JA1-29762JA1-44229JA1-81688JA1-83550 JA1-92012
2018-2019JA1-9894JA1-29762JA1-43918JA1-81688JA1-83550 JA1-92015
2016-2017JA1-9894JA1-29762JA1-43566JA1-81688JA1-83345 JA1-92015
2014-2015JA1-9894JA1-29762JA1-43446JA1-81687JA1-83346 JA1-92015
2012-2013JA1-9894JA1-29762JA1-43330JA1-81680JA1-90032
2010-2011JA1-9894JA1-29762JA1-42948JA1-81672JA1-90038
2008-2009JA1-9894JA1-29762JA1-42861JA1-81636JA1-90038
2006-2007JA1-9894JA1-29762JA1-42770JA1-81637JA1-90038
2004-2005JA1-9894JA1-29762JA1-42639JA1-81646JA1-90040
2002-2003JA1-9894JA1-29813JA1-42473
2001JA1-9894JA1-29813JA1-42415
2000JA1-9894JA1-29813JA1-42339
東海 2024-2025JA2-9624JA2-11824JA2-34834JA2-80462JA2-82560JA2-84654   
2022-2023JA2-9624JA2-11824JA2-34818JA2-80462JA2-82560  
2020-2021JA2-9624JA2-11963JA2-34802JA2-80462JA2-82560  
2018-2019JA2-9624JA2-11963JA2-34760JA2-80462JA2-82558  
2016-2017JA2-9624JA2-11963JA2-34640JA2-80462JA2-82559  
2014-2015JA2-9624JA2-11963JA2-34640JA2-80462JA2-82559JA2-90001 
2012-2013JA2-9624JA2-11962JA2-34581JA2-80462JA2-90001
2010-2011JA2-9624JA2-11963JA2-34537JA2-80459JA2-90001
2008-2009JA2-9624JA2-11963JA2-34508JA2-80457JA2-90002
2006-2007JA2-9624JA2-11963JA2-34477JA2-80457JA2-90005
2004-2005JA2-9624JA2-11963JA2-34443JA2-80457JA2-90013
2002-2003JA2-9624JA2-11963JA2-34402
2001JA2-9624JA2-11962JA2-34388
2000JA2-9624JA2-11966JA2-34349
関西 2024-2025JA3-9804JA3-10091JA3-35909JA3-80649JA3-82552JA3-84616   
2022-2023JA3-9804JA3-10091JA3-35881JA3-80649JA3-82548  
2020-2021JA3-9804JA3-10091JA3-35838JA3-80649JA3-82548  
2018-2019JA3-9804JA3-10091JA3-35794JA3-80649JA3-82548  
2016-2017JA3-9804JA3-10101JA3-35732JA3-80649JA3-82548  
2014-2015JA3-9804JA3-11381JA3-35690JA3-80650JA3-82548JA3-90002JA3-92001
2012-2013JA3-9804JA3-11381JA3-35636JA3-80650JA3-90011
2010-2011JA3-9975JA3-11381JA3-35606JA3-80650JA3-90011
2008-2009JA3-9975JA3-11381JA3-35585JA3-80648JA3-90011
2006-2007JA3-9975JA3-11381JA3-35553JA3-80645JA3-90011
2004-2005JA3-9975JA3-11381JA3-35521JA3-80646JA3-90011
2002-2003JA3-9975JA3-11381JA3-35475
2001JA3-9975JA3-11385JA3-35452
2000JA3-9975JA3-11385JA3-35421
中国 2024-2025JA4-8033 JA4-39902JA4-80375JA4-82345JA4-84344   
2022-2023JA4-8033 JA4-39898JA4-80375JA4-82345 JA4-92001
2020-2021JA4-8033 JA4-39891JA4-80375JA4-82345 JA4-92001
2018-2019JA4-5661JA4-10721JA4-39880JA4-80375JA4-82345 JA4-92001
2016-2017JA4-5661JA4-10721JA4-39868JA4-80375JA4-82345JA4-90002JA4-92001
2014-2015JA4-5805JA4-10721JA4-39861JA4-80375JA4-82345JA4-90007JA4-92001
2012-2013JA4-5805JA4-10721JA4-39855JA4-80375JA4-90007
2010-2011JA4-5805JA4-10721JA4-39850JA4-80366JA4-90007
2008-2009JA4-5805JA4-10721JA4-39843JA4-80370JA4-90007
2006-2007JA4-5805JA4-10609JA4-39836JA4-80370JA4-90007
2004-2005JA4-5805JA4-12478JA4-39829JA4-80370JA4-90007
2002-2003JA4-5805JA4-13097JA4-39822
2001JA4-5805JA4-13097JA4-39812
2000JA4-5805JA4-13892JA4-39796
四国 2024-2025JA5-4512 JA5-80114JA5-82138JA5-84158  
2022-2023JA5-4508 JA5-80114JA5-82138  
2020-2021JA5-4499 JA5-80125JA5-82138JA5-90002 
2018-2019JA5-4499 JA5-80125JA5-82138JA5-90002 
2016-2017JA5-4499 JA5-80125JA5-82138  
2014-2015JA5-4499 JA5-80125JA5-82138JA5-90002 
2012-2013JA5-4500 JA5-80125JA5-90002
2010-2011JA5-4497JA5-10531JA5-80125JA5-90002
2008-2009JA5-4494JA5-10531JA5-80125JA5-90002
2006-2007JA5-4490JA5-10531JA5-80127JA5-90002
2004-2005JA5-4483JA5-10531JA5-80127JA5-90003
2002-2003JA5-4474JA5-10531
2001JA5-4470JA5-10531
2000JA5-4468JA5-10820
九州 2024-2025JA6-9330 JA6-38616JA6-80336JA6-82310JA6-84349 JA6-92002JA6-94002
2022-2023JA6-9330 JA6-38610JA6-80336JA6-82310 JA6-92002
2020-2021JA6-9330 JA6-38592JA6-80336JA6-82310 JA6-92002
2018-2019JA6-9330 JA6-38517JA6-80336JA6-82310 JA6-92002
2016-2017JA6-9330 JA6-38484JA6-80336JA6-82310 JA6-92002
2014-2015JA6-9330 JA6-38473JA6-80336JA6-82310JA6-90013JA6-92002
2012-2013JA6-9330 JA6-38467JA6-80336JA6-90013
2010-2011JA6-9330 JA6-38461JA6-80336JA6-90013
2008-2009JA6-9330 JA6-38452JA6-80338JA6-90013
2006-2007JA6-9330 JA6-38446JA6-80343JA6-90013
2004-2005JA6-9330 JA6-38431JA6-80343JA6-90013
2002-2003JA6-9330 JA6-38413
2001JA6-9330 JA6-38403
2000JA6-9330 JA6-38396
東北 2024-2025JA7-9719JA7-10971JA7-31337
JA7-44422
JA7-80337JA7-82310JA7-84353 JA7-92002 
2022-2023JA7-9719JA7-10971JA7-31267JA7-80337JA7-82310 JA7-92002
2020-2021JA7-9719JA7-10971JA7-31170JA7-80337JA7-82310 JA7-92002
2018-2019JA7-9719JA7-10971JA7-31129JA7-80337JA7-82310 JA7-92003
2016-2017JA7-9719JA7-10971JA7-31049JA7-80337JA7-82310 JA7-92003
2014-2015JA7-9719JA7-10971JA7-31026JA7-80337JA7-82310 JA7-92003
2012-2013JA7-9719JA7-10971JA7-31016JA7-80337 
2010-2011JA7-9719JA7-10971JA7-31004JA7-80337JA7-90007
2008-2009JA7-9719JA7-10971JA7-30997JA7-80337JA7-90007
2006-2007JA7-9719JA7-11687JA7-30986JA7-80337JA7-90007
2004-2005JA7-9719JA7-11687JA7-30963JA7-80337JA7-90008
2002-2003JA7-9719JA7-11687JA7-30933
2001JA7-9719JA7-11687JA7-30924
2000JA7-9719JA7-11687JA7-30918
北海道 2024-2025JA8-6320 JA8-80189JA8-82193JA8-84210   
2022-2023JA8-6319 JA8-80189JA8-82193  
2020-2021JA8-6309 JA8-80205JA8-82193 JA8-92001
2018-2019JA8-6300 JA8-80205JA8-82193  
2016-2017JA8-6285JA8-10031JA8-80205JA8-82193 JA8-92001
2014-2015JA8-6274JA8-10031JA8-80205JA8-82193 JA8-92001
2012-2013JA8-6270JA8-10031JA8-80205 
2010-2011JA8-6263JA8-10031JA8-80205 
2008-2009JA8-6255JA8-10211JA8-80200 
2006-2007JA8-6244JA8-10211JA8-80201 
2004-2005JA8-6235JA8-10211JA8-80203JA8-90003
2002-2003JA8-6228JA8-10211
2001JA8-6222JA8-10220
2000JA8-6221JA8-10220
北陸 2024-2025JA9-3218 JA9-80119JA9-82152JA9-84149 JA9-92001 
2022-2023JA9-3207 JA9-80119JA9-82152 JA9-92001
2020-2021JA9-3202 JA9-80119JA9-82152 JA9-92001
2018-2019JA9-3187 JA9-80119JA9-82152 JA9-92001
2016-2017JA9-3172 JA9-80119JA9-82152 JA9-92001
2014-2015JA9-3170 JA9-80119JA9-82152 JA9-92001
2012-2013JA9-3166 JA9-80119JA9-90011
2010-2011JA9-3165 JA9-80119JA9-90011
2008-2009JA9-3161 JA9-80120JA9-90011
2006-2007JA9-3150 JA9-80120JA9-90011
2004-2005JA9-3155 JA9-80123JA9-90011
2002-2003JA9-3154 
2001JA9-3153 
2000JA9-3150JA9-10050
信越 2024-2025JA0-5176 JA0-80249JA0-82233JA0-84278 JA0-92003JA0-94002
2022-2023JA0-5176 JA0-80249JA0-82232 JA0-92003
2020-2021JA0-5183 JA0-80249JA0-82231 JA0-92003
2018-2019JA0-5182 JA0-80249JA0-82231 JA0-92003
2016-2017JA0-5170 JA0-80249JA0-82231JA0-90001JA0-92003
2014-2015JA0-5165 JA0-80255JA0-82231JA0-90001JA0-92003
2012-2013JA0-5158 JA0-80255JA0-90001
2010-2011JA0-5154 JA0-80255JA0-90001
2008-2009JA0-5146 JA0-80254JA0-90001
2006-2007JA0-5139 JA0-80254JA0-90003
2004-2005JA0-5127 JA0-80254JA0-90003
2002-2003JA0-5120 
2001JA0-5112 
2000JA0-5106 

「QSLカード転送手数料制度」とSWLナンバー

以下のような「QSLカード転送手数料制度」の利用者の皆さん――いわゆる,純粋なSWLではない――にも,准員番号が割り当てられています.

海外転送制度の利用者

該当する場合として,以下があります:

例:

複数のコールサインを持つJARL以外の記念局 【旧例】

いささかトリビアにあたりますが,この唯一の例は『ノルディックスキー世界選手権』の8J8WSC,8N8WSCです.

コールサインが移動・固定で二つあったのですが,このとき,
8J8WSC …… JARL会員として登録
8N8WSC …… 転送扱い(JA8-6255
と,一方のコールサイン(局)に転送用の“裏の准員番号”が割り当てられていました.
[参考:2008-2009局名録,TNX TO JE8KQR・JL8LGW]

ただし,いまは8J・8N局についてこの技は認められない方法になりました.
制度の改正により,
(1) 社団局の会員として加わることが必要で,
(2) 会費は一般の社団局よりも割り増し: 10,800円/年.
――となります.以上2007.6.24実施,11.7手数料改正施行

そもそも,割り当てが始まったのは...

1953(S28)年4月です.

それ以前,1948(S23)年から――戦後のアマチュア無線の再開前です――は,希望すれば「盟員番号」がもらえ,SWLレポートには「JAPAN」に続けてその数字を付すこと とされていました(JARL NEWS S23年11月号にて通達).
たとえばJAPAN 1-92のようになります.
盟員番号はコールエリアに続けて下表のとおり定められていました:

「盟員番号」の組み立て
2桁の数字正員
3桁の数字准員

コールエリアはいまとは異なっていて,関東が1,東北が6,北陸が8,信越が0といった具合です.

想像ですが,のちの「JA1-」形式のSWL番号が「1001~」の4桁から始まっているのは,2桁・3桁の番号がこれらOM(OT)方に割り当て済みだったためのようです.


コールエリアの変更時の扱い

信越・北陸

アマチュア局の世界でJA1からJA0が,JA2からJA9が,それぞれ分離されたときには,それに併せてSWLの世界でも番号が割り当て直されています.
たとえば,信越地方のSWLは,JA1-####からJA0-####に変更されました.
ただし「####」の部分は,変更の前/後で連続性はありません.リナンバされています.

沖縄

復帰前の沖縄(日本人)のSWL番号は,KR8-001から割り当てられていました:

『KR8のSWL Number 1967年7月30日RARC発行(KR8AN作成)より』 http://www17.plala.or.jp/rycom/okihis/SWLnumber.htm

復帰に伴ってどうなったのでしょう?(未調査)


参考:

Return to Untold Facts
Jan. 27, 2024, Ryota "Roy" Motobayashi, JJ1WTL